岸根ぐり

Iwakuni BrandNo.3岸根ぐり

いつもの食卓に、ちょっといいモノを。

岸根ぐり
岸根ぐり

大きな栗

大正2年、全国クリ品種名称調査会に大きな栗が出品されました。それは類を見ない優良種であると評価され、地名をとって「岸根(がんね)」と品種登録されました。今では全国で栽培されるようになりましたが、美和町の岸根ぐりは特に大きくて甘い、美味しいと評判です。栗ご飯にするときは、その大きさゆえに四等分に切らなくてはいけないそうです。

接いで繋いだ歴史

岩国で岸根ぐりが作られ始めたのは、平安時代末期といわれています。
源平の戦いの後、木曾義仲に追われた平家の落人は散り散りとなります。その一部の人たちが今の岩国市美和町坂上に逃れました。そして、岸根の白滝山に城を築き、武術を鍛えて産業を興し、生活するようになりました。
その一族の中に接ぎ木の心得があるものがおり、近くの大栗林から穂木(台木に接がれる木)を取り寄せ、白滝山に自生していた天然の栗の木(台木)に接ぎ木をして育てたのが始まりとされています。その技術を近隣の農民に伝授したことで広がり、伝わったといわれています。※諸説あります。
現在、美和町の栗林には、岸根ぐりの親木が立ち並んでいます。

岸根ぐり徹底解剖

岸根ぐり

岸根ぐりが出来るまで

岸根ぐり

6月
白くて長い花が咲きます。

岸根ぐり

7月
岸根ぐりの赤ちゃんです。

岸根ぐり

9月
大きな栗になります。

岸根ぐり

10月
イガが笑って落ちたら食べごろです!

※イガが笑う…美和町の方言で「イガが割れる」の意
岸根ぐりは熟して落ちる品種。叩いて落とすと実が水っぽいので、落ちるまで待ってください!
地元の人は「栗は拾うモノ」のイメージが強いですが、実は栗の木はしっかりとした手入れが必要です。
剪定など手入れをすると、100年経った木でも疲れ知らずで沢山実をつけることがあるそうです!

岸根ぐりの食べ方

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