岸根ぐり

ここでは栗が、
よう笑いよるんですよ。

岸根ぐり農家
松田吉彦さん

岸根ぐり

適地適作の栗作り

松田さんの栗林では、栗の実がイガを飛びだして転がっていました。これは岸根ぐりならではの光景。 栗が木になっているときに、イガが開いて実だけが落ちるとのこと。イガが開いた様子を「栗が笑う」と表現する松田さん。 保水性が高く、養分も豊富な土が根付くこの場所。栗作りに適したこの地で、栗の実はよく“笑う”といいます。

岸根ぐり

人も、栗も、考えている

日光を遮る枝を切ったり、雑草を刈って肥料に変えたり。 木に生える苔は、栗に届く養分を奪ってしまうため、こまめに除いています。人の手による日々の工夫やこだわりが、収穫の時期に実を結びます。 栗も考えているというから驚きです。岸根ぐりは大きな実をつけるために、不要な実を自ら落とします。栗も、人も、考える。そうしてあの大きくて甘い栗が生まれるのです。

岸根ぐり

「栗の先生じゃ!」と子どもたちが笑う

土地と草刈り機があれば始めることができる栗作り。 「まずは栗作りに興味を持ってくれる人をもっと増やしたい」と松田さんは言います。 小学校や中学校で栗の授業もしていたため、近所で子どもたちに会うと「栗の先生じゃ!」と呼ばれるのだそうです。 こうした想いが実を結び、岸根ぐりの木の下では、きっとこれからも笑い声が絶えることはないでしょう。

岸根ぐり農家
松田吉彦さん

■プロフィール 祖父の代から行っていた栗作りを発展させ、岸根ぐりブランドの確立に大きく貢献。自らも生産する傍ら、顧問として指導にあたる。

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