Iwakuni BrandNo.7天然鮎
いつもの食卓に、ちょっといいモノを。
グルメな魚
鮎は岩場に生える良質な苔を好みます。錦川の澄んだ水面には太陽の光が注ぎ、純度が高い苔が出来ます。それらを食べる鮎はとても美味しく育ちます。特に錦川水系宇佐川で獲れる鮎は、全国コンクールでグランプリや準グランプリを獲得するほど高い評価を得ています。
鮎が獲れるのは、鮎漁が解禁される6月~12月です。初夏に川を遡ってくる「若鮎」は言うまでもなく、9~10月ごろ、産卵のために川を下る「落ち鮎」もまた美味しく味わうことができます。子持ちの雌鮎を塩漬けにした「子うるか」、雄鮎の白子で作る「白うるか」は、地元ならではの楽しみ方です。また、塩焼き、素焼き、甘露煮、南蛮漬けなどにも調理され、どれを食べても絶品です。
姿の美しさ、香り、ワタの味、全てにおいて評価が高い錦川の鮎。県内外の釣り人からも認められるその味を、是非一度味わってみてください。
多くの異名をもつ魚
きゅうりやスイカに似た良い香りから「香魚」、水面に輝く姿の美しさから「清流の女王」、一年の短い一生を全うするその生態から「一年魚」…このように、鮎には数多くの異名があります。天然鮎は、昔から岩国の人々に愛され大事にされています。
鮎の一生
- 4月
- 稚鮎は故郷の川へと遡上を始めます。
- 6月
- 鮎漁解禁
- 8月
- 苔を食べながら川を遡り、大きく成長した鮎は脂がのり旬を迎えます。
- 10月
- 身体が赤く色づき始め、産卵のため川を下る落ち鮎が増えてきます。
- 12月
- 産卵を終えるとまもなく鮎は一生を終えます。
- 冬
- 孵化した鮎は暖かい海へと下り冬を越します。
※写真は産卵期
稚鮎の育成・放流
稚鮎中間育成場
市内唯一の育成場。放流するまで稚鮎を育成しています。
放流
市内数か所の川で稚鮎の放流が行われます。
鮎漁
豊漁祭
鮎漁解禁前に行われます。
鮎掛け
竿を使って釣る鮎漁。縄張り意識が強い鮎の習性を利用して、生きた鮎をおとりにして釣る「友釣り」などがあります。
芝ぜき漁
秋に川へ組まれる芝ぜきの付近では、産卵に下る落ち鮎を狙った投網漁法が行われます。
鵜飼から見た鮎の歴史
錦帯橋のう飼
運航期間/6月1日~9月10日
問い合せ/岩国市観光協会鵜飼事務所
TEL.0827-28-2877
》錦帯橋のう飼 ホームページ
鵜飼は、川で泳ぐ鮎を鵜匠が鵜を操ることで漁獲する漁法の一つ。
「錦帯橋のう飼」は江戸時代寛永年間の旧岩国領時代には行われていたと記録が残っています。錦川では古くから鮎が名産だったようです。
昔は鵜の歯跡がついた鮎は新鮮とされ、高値で取引されていました。