Iwakuni BrandNo.1岩国寿司
いつもの食卓に、ちょっといいモノを。
お鮨のサンドウィッチ
岩国を代表する郷土料理である岩国寿司は、大きい木枠に酢飯が見えなくなるほどに色とりどりの具材を散りばめ、何段にも重ねて作る押し寿司です。 岩国の女流作家・宇野千代は、「お鮨のサンドウィッチなのです」と表現するほど、岩国寿司を愛し、多くの書籍に岩国寿司への想いを残しています。 錦帯橋付近の料理屋や旅館などで食べることができます。また、地元のスーパーや総菜店でも購入することができます。
地産地消の詰め合わせ
具材は、春菊などの青菜、岩国名産のれんこん、椎茸、錦糸卵、でんぶなどをのせます。 各家庭や地域によって、具材や味付けが異なるのも特徴です。例えば、近海の魚を敷き詰めたり、仕切りの葉に蓮や芭蕉の葉、チシャを使ったりします。 各家庭で何世代にもわたり受け継がれてきた、そこにしかない味があります。 冠婚葬祭などでの定番料理の一つで、近所で協力して作ることも多く、地域の結束を強める側面もありました。
歴史・伝承
江戸時代、岩国は吉川家が領地として治めていました。その際に築城されたのが岩国城です。山の上にある岩国城は、水の確保が難しいとされていました。 初代領主広家公は城で食べられるような大量の保存食を作るよう命じ、そこで料理番が工夫を凝らして作ったものが「岩国寿司」でした。また、戦のときに殿様が保存食として持参させたことから、別名「殿様寿司」とも呼ばれるようになりました。 そして時が経ち錦帯橋を創建した三代領主広嘉公が、五連の錦帯橋にちなんで五段重ねの寿司として城下一帯の職人町に広めたことで「殿様寿司」が民衆に広がっていったとされます。こうして、岩国寿司は岩国の名物として冠婚葬祭や行事食として親しまれていきました。 ※諸説あります。
岩国寿司の作り方
まずは材料の下ごしらえをします。
蒸したお米に合わせ酢を入れ、酢飯を作ります。
木枠に仕切りの葉を敷き、ご飯を敷き詰めます。
彩りよく具材を載せます。
※③と④を2~5回繰り返す
蓋の上に重しをのせて、1時間待ちます。
ゆっくりと木枠を外すとキレイな断面ができています!
一人前のサイズにカットします。
完成です!
牛乳パックで手軽に作れる岩国寿司
材料/約5人前
・ 春菊 ・ 錦糸卵 ・ サラダ菜 ・ 桜でんぶ ・ コノシロ ・ シイタケ ・ 岩国れんこん ・ すし酢 ・ お米
木枠の変わりに牛乳パックを利用します。