標高600メートルの地で、豊かな水で育てる。
色も風味も抜群の最高一級品です。
わさび農家
髙津清久さん
県内一の標高にあるわさび田
髙津さんのわさび田は錦町深川大小丸地区の標高600メートルの山中にあります。 そこへ行くには、父親が1982年頃に作ったモノレールに乗っていかなくてはなりません。 髙津さんのわさび田は、渓流式を採用しています。 自然の渓流に砂を敷いて田を作り、大きな石で苗を抑えて栽培しています。
気候と地形がいいからモノがいい
自然の恩恵です
髙津さんのわさび田は、山の谷頭という部分に作られており、水が豊富に出ている場所にあります。 また、水の温度が年間通して14℃ぐらいを保っているのも生育条件として適しています。 髙津さんはおいしいわさびを作るために、惜しみなく手をかけます。 収穫が終わり次の準備に入るときには、わさび田の床洗いをします。石の下にたまったヘドロを水で流すことで、キレイなわさびができるそうです。
良質なものを少なくてもいいから コツコツ作るのが目標
「定年後の趣味じゃね」という髙津さん。しかし、そのわさび作りにかける情熱は誰よりも熱い。 「手をかければかけるほど良いものができる」をモットーに、日々おいしいわさびの栽培に取り組んでいます。 そんな髙津さんがオススメするわさびの食べ方は、やっぱり刺身!鯛の刺身の薬味として食べると一番風味が分かるそうです。
わさび農家
髙津清久さん
■プロフィール 定年退職を機に、故郷で父親が1947年頃に作ったわさび田を引き継いで、わさび栽培を本格的に始める。 栽培したわさびは、京都の料亭や寿司店などで重宝されている。